使わなくなった羽毛布団に新しい命をあたえ、
新たな製品「アップサイクルダウン」へ。
羽毛といえば高価な素材であり、貴重な資源であるものの、使われなくなった羽毛布団の羽毛は粗大ごみとして全国で大量に焼却処分されているのが現状です。
使われなくなった羽毛布団を集め、国内で念入りに洗浄し、清潔で良質な羽毛にリサイクルされた再生羽毛が「アップサイクルダウン」です。
パブリックな視点で、羽毛を再生させ、新たな製品を生み出す試みです。取り組みの中で、社会貢献と環境保全へと直結するのも「アップサイクルダウン事業」の長所です。
羽毛の寿命をご存知でしょうか。羽毛布団は使用とともに生地が傷んでしまいますが、中に使われている羽毛は耐久性が高く、大事に扱えば数10年から100年近くも使える素材なのです。
使われなくなった羽毛を、富士山系の天然水をふんだんに使用し、水が透明になるまで丁寧にすすぎを重ねます。
繰り返し行うことで汚れを取り除き、匂いもなく、清潔な状態になります。絡まりやつぶれも修復されますので、ふんわりとした洗い立ての心地よい、良質な羽毛へと生まれ変わります。
粗大ごみとして焼却処分される手前の「使われなくなった羽毛」を近隣自治体から回収。取り出した羽毛は、羽毛精製設備の整った提携工場内のアップサイクル専用ラインで洗った、清潔で、品質の保証された新たな資源へと生まれかわり、「アップサイクルダウン製品」として、世に送り出しています。
アップサイクル製品は企画、縫製、羽毛投入、検品、出荷まですべて国内の提携工場で行いますので、安心してお使いいただけます。
また、コストダウンするため本社を都内ではなく絹の町八王子に本拠地を置くことで、工場からのアクセスも確保し、低コストを実現。
品質・安心をご提供することによってかけがえのない資源を未来へつなげます。
不要になった羽毛ふとん。羽毛は高温で焼却するため大量のCO2が発生します。
そこで、廃棄された羽毛ふとんを自治体と協力して回収し、中から羽毛を取り出して専用洗浄システムで清潔に洗い上げて再利用する「アップサイクル羽毛」の製品化を進めています。
CO2削減に貢献するとともに、売上の一部を「緑の募金」に寄付し、森林保護に協力しています。